『住まい兼事務所のメインテーブル』

大学時代の先輩に依頼をいただきメインテーブルを設計製作しました。1台でその場を規定する大きなテーブルがほしいという要望から始まりました。

自身だけではたわむフレキシブルボードの薄板を、格子に組んだ木の線材と裏打ちのラーチ合板が支持する天板の構成になっています。そうして天板に生まれた空隙は、テーブル上で繰り広げられる雑多な行為の出し入れを許容する懐となります。長手は2.4mと大きなテーブルをスレンダーにまとめるため、建築構造用鋼材のアングルを梁に用いています。梁から地面に荷重を渡す単管パイプの脚には、天板から顔を出す電源タップのコードが納めてあります。

+studio

+studioはゼネコンとアトリエに勤める山本黎と櫻井翔太が活動する設計製作スタジオです。 単に足すのではなく「足し方をデザインする」をコンセプトに 毎回お施主さんの要望や場所の雰囲気を読み解き、ものづくりをしています。

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